行政書士の実務はどうやって勉強すれば良いのか~マニュアル編~

実は無料のマニュアルが公開されています

前のページでは、研修とその後の懇親会は情報の宝庫だということをお伝えしました。しかし、実務の勉強の仕方はそれだけではありません。ここからは、手引きの重要性について、まとめます。

手引きは書類作成前と作成後に確認すべし

最近は、多くの手続きで申請・届出書類が役所のホームページからダウンロードできるようになっています。いちいち役所に行って書類をもらわなくても良くなって、便利になりました。

そして、書類がダウンロードできるだけでなく、記入例や注意事項をまとめた手引きもダウンロードできるようにしてあることが多くなっています。これは、無料のマニュアルのようなものです。

手引きを見れば、とても親切に記入方法や注意事項が記載されています。

建設業の許可や宅建業許可など、なかなか複雑な手続きについても、手引きがあるので「行政書士に頼まなくても、自分でもできるかも」と思う人も多いようです。

まず、書類作成にかかる前に手引きをざっと一読しましょう。そして、次のことを段取りします。

  • 1.作る書類と、収集する書類をそれぞれ書き出す
  • 2.お客さん自身に用意してもらう書類、捺印を書き出す
  • 3.最初にすべきことを考える

申請には、申請書などの「作る書類」と、住民票などの「収集する書類」があります。

作る書類は自分が頑張れば夜中でも作れますが、収集する書類は役所が空いているときでないと取れません。だから、それぞれを分けて、何を収集すべきかを明確にしておきます。

大体の場合、収集書類が集まらないと申請書も作れないのでここからスタートするのがスムーズです。

次に、お客さんに捺印してもらう書類や、お客さん自身で用意してもらう書類(印鑑証明書など)を確認しておきましょう。これも、お客さんの時間が問題になるので予め考えておかないと、後で予定が狂います。

そこまでできたら、どこから手を付ければ良いかをよく考えます。

次に、一旦書類を作ったり収集したりしたら、再度手引きを確認して、記入方法や使用期限(3か月以内の住民票、など)が間違いないかを確認します。

実際に書類を作り始めてみると、細かい点で分からなかったり迷うことが出てくるのが普通です。その場合、その都度手引きを確認してみましょう。欄外の細かい注意書きまでよく読むと、たいていの疑問は解決します。

それでも分からなかったり、書類作成後の確認で不明な点があれば、簡潔にまとめて役所に問い合わせし、書類を完成させます。

書類作成から申請までを通して、手引きに載っていなかったことや気づいた点があれば、それを手引きに書きこんでけば、オリジナルのマニュアルができあがります。

ほとんどの手続きは、間違いや過不足の修正・補完が可能です。しかし、修正などが多いと、当然手続きに時間がかかるので、その分許可などが出るのが遅くなることもあります。

そうならないために、書類作成前だけでなく、作った後にも手引きを確認しておくことをお勧めします。 作って終わり、ではなく、再チェックの習慣を付けておきましょう。