法令主要3科目を攻略して、合格に十歩近づく!

法令主要3科目の勉強法

民法は行政書士が生涯お世話になる法律。攻略法は「構造」を押さえること。

民法は、そのほかの法律を理解するための基礎になる法律であり、また行政書士の実務にも色濃く反映してくる法律です。たとえば相続法における「限定承認申述書」などがそうです。配点数の多い科目ですので試験合格を左右する科目でもありますが、民法をしっかり理解していると、どう働きかければお客様の援助ができるか(つまりお金になるか)、その方法論も見えてきます。合格後の営業の源にもなる科目ですので、気合いを入れていきましょう。
民法の攻略法のコツは「構造」を押さえてしまうことです。民法は「総則」、「物権」、「債権」、「親族」、「相続法」の大きく5つから構成されています。その中の大小それぞれの条文が、全体構造の中のどの役割を担っているのか、相互の関連に重点を置いて覚えるようにしてください。この骨組みが頭にしっかり押さえられていると、類推から答えを導き出せる問題もあります。また上の5つの分野のなかにも出題されやすい単元があります。そこは完全攻略するようにしましょう。

普段馴染みがないのが行政法。その苦手意識を克服すると高得点源に!

最初に、「行政法」という法律はありません。法律の中で、広い意味での行政機関と、市民と行政機関の間の約束事を定めた法律を、試験の便宜上行政法と呼んでいるのです。配点数が多い科目にもかかわらず、行政法を苦手にしている受験生はたくさんいます。その理由は単純で、一般市民には、行政法は民法のようには馴染みがないからです。「とっつきにくい法律」、だから勉強がなかなか進まないだけなのです。
しかし行政法の全体像や出題形式に慣れてしまえば、この科目はむしろオイシイ科目です。出題のされ方がひねくれていなくて、問題演習で十分に得点できるからです。
行政法を攻略するコツは、各法律に「共通するルール」を押さえることです。行政法には、「組織法」、「作用法」、「救済法」3つがありますが、行政と市民の間に敷かれたルールには、常識的な判断として相通じる共通項があるのです。そのことが解ってくると、特に5肢択一式の出題では高得点を狙えます。

憲法の学習は直前期の詰め込み学習にウエイトを置く!

憲法も得点源となる科目です。しかしながら最近の出題傾向は難易度を高める傾向にあり、以前のように条文丸暗記でOKとはいかなくなっているようです。基本的な条文や重要判例などを暗記した上で、その理解にまで踏み込んだ学習が必要になってきています。
憲法は、大きく「人権」と「統治」の2つに分かれており、試験では条文と判例が問われます。勉強の順番も「人権」→「統治」の順に進め、統治を勉強する時には行政法の知識と照らし合わせながら覚えると、暗記から理解へと進むことができます。
もうひとつ戦略的なことですが、行政書士が実務で憲法を扱うことはまずありません。つまり試験で得点さえ稼げれば後は忘れてしまってもいいのが憲法です。ですから、学習期間の早い段階で全体像の見極めをつけてしまうこと→直前期に詰め込み学習をすること。それが憲法の攻略法だと思います。